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猫がいなけりゃ息もできない

「会いたいなぁ
生きかえってくんないかなぁ。」

祭壇に手を合わせながら夫は
よくこう言っている。

私だって会いたいよ。
ゴローさんとハナさんがいたって
先代猫に会いたいし、少しの時間しか
過ごせなかったサリーに、会いたい。

今どこにいるのだろう
私達が死んだら、ちゃんと会えるのかな
覚えててくれるのかな。
時々ふと思う。



「猫がいなけりゃ息もできない」

村山由佳さんの猫エッセイ。

17歳で旅立ったもみじちゃんとの時間を
綴ったもの。

参った。
読んでいて、自分と重なってしまって。
これは、あの時のわたしだ。

電車の中で読んでいたら
どんどん思い出す。
先代猫と毎日のように通った病院の事。

待ち時間をなくすために、朝早くに
順番をとるのに診察券だけ入れに
自転車で向かい、一旦帰宅。
往復40分かけて、行ってたなぁ。

そして診察時間開始と同時に先代猫を
連れてタクシーで病院へ。
病院が嫌で嫌で、鳴く元気もないくせに
必死でニャーニャー鳴いて抗議してたっけ。

今の状態だと一週間持たないかも
知れません・・・と宣告され
泣いてはいけない、と思いながら
先生の前で泣いた事。

だけど、
不死鳥のごとく立ち上がり余命宣告を
吹き飛ばしたあの子。

今こうして生きていることが
信じられません
すごい頑張りです

と先生も驚いていたほど。

そうなのだ
先代猫は、本当にすごかったのだ。
私はこの世で一番尊敬している人は
と聞かれると

人ではないけど、先代猫と答える。

優しくて、穏やかで、自分のことは後回し。
いつも私やばあにゃんのことを考えてくれる猫だった。

あの子はこうだった
あの子はそうだった
あの子は・・・

読み進んでいくうちに、感情の波が
押しよせてしまい、電車の中だというのに
泣いてしまった。

泣く、というか
号泣に近い。

うーっと本を閉じ、顔を手で押さえ
呻くように泣いてしまった。

ヤバい、と心でわかってはいたけど
抑えきれず

だけど、冷静な自分もいて
急に号泣しだした私に乗客が戸惑い
シーンとなったのも感じる。

どうしよう・・・顔を押さえながら泣きじゃくるのは
いいけどこの場をどう乗り切るかも、考える。

泣いてもた・・・ヤバい

私が乗ったのは各駅停車だったので
駅に到着し、ドアが開いたのを確認した途端に
走り降りた。

まだ降りるには早かったのだけど。

泣いたなぁ・・・

そして、久しぶりの休み
5冊に及ぶ闘病日記を読み、また泣く。

2017.5/27

今日も食事せず。あちこち移動するもフラフラで倒れこむ。

1:20 台所へ。伏せて水を飲む。布団の上へ移動。
4:00 夫と布団で寝ている。
5:30 シャワーを浴びていると、あけろあけろと鳴く。
6:00 点滴完了。
6:40 おしっこする。
7:00 風呂場へ移動し、伏せる。
7:40 風呂場から和室へ移動
7:50 シーバのスープを口に運ぶ
飲もうとするも顔をしかめる 飲めない様子。

このような感じで、先代猫の少しの異変も
見逃さぬよう、ノートに記録していた。

先生に何を聴かれても答えることが出来るように。
こうして、読みかえしてみると壮絶だったんだな、と思う。
仕事をせず、ずっと先代から離れなかった私は
いつ、死ぬか分からない状態だった先代から
目を離すことが恐ろしくこの頃はほとんど睡眠を
取っていなかった。

夫が休みの時に、仮眠を取らせてもらい
その間は夫が様子を見てくれて記録もしてくれていた。

睡眠不足に加え、食事もあまり取ることが出来なくなって
いた私はこの頃はずっとボーッとしていたような感じで

今、またこの頃のように看病が出来るかと
訊かれたら自信はない。
でも、きっとそうするんだろうな。


もみじ、もみじ、愛してる。
早く着替えて、また戻っておいで。


この一冊のすべてが、自分の経験したことそのもので
苦しくて悲しくて、愛おしい。

そんな本です。
猫と暮らしている人、猫が好きな人。
全ての猫を想う人へ読んでいただきたい一冊。

これを読むと
猫の一日、一年はどれだけ大切で貴重なものかが分かる。
そして、飼うという言葉はあまり好きではないけれど
あえて「飼う」という言葉を使うとこうなる。

人間にとってのたった一日は猫の一日とはずいぶん違うのだ。
人間が猫を飼う以上、その猫の大切な時間を奪うことでもあるので
責任と愛情を持って、快適な時間と空間、環境を作ってあげたいなと思う。


この時期になると聴きたくなる音楽。

放課後の音楽室/ゴンチチ



※当ブログは現在予約投稿をしています。
リアルタイムに書き、更新しているものではありません。
それと、匿名の方よりもう少し更新頻度を上げて欲しいと
連絡をいただきました。

楽しみにしてくださっていることはありがたく
嬉しいことではありますが
当ブログはお金をいただいて
書いているものではありませんし、
あくまで個人の駄文を綴ったものです。
書きたいときに書きたいことを書く。

このスタンスを続けていくつもりですので
どうかご理解ください。申し訳ありません。
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